2013年08月28日

準拠版ドリルの執筆者

 これから私の仕事を通して、みなさんがどういう英語を学んだのか見ていきたいと思います。

 義務教育として、誰もが中学で英語の教科書を使っています。その教科書の内容に沿って作成されている「教科書準拠版ドリル」というものを覚えているでしょうか。

 みなさんも中学生の頃、授業の予習復習やテスト前の一夜漬けなどに使用したことがあるでしょう。

 中間・期末試験の問題に類似した問題が出てラッキーと思ったり、あるいはまったく的がはずれて憤慨したり、悲喜こもごもあったのではと想像します。

 ところで、この準拠版ドリルには出版社名は書かれていても、著者名は書かれていません。表紙にはもちろん、ドリルの奥付にも、発行元などの名前は見つけても、著者名は見当たりません。

 じつはこういった執筆は、著者名を全面に出している一般向けの英会話本や文法書とは違い、編集プロダクションの社員やライターが執筆していることが多いのです。

 教科書は4年に1度改訂されるため、準拠版ドリルもそれにあわせてリニューアルします。

 この時期になると私も忙しくなるのですが、この準拠版ドリルの執筆にはじつは過酷ともいえるさまざまな制約が存在します。

 これが手かせ足かせになって必要以上に執筆者を苦しめます。

 そしてこの制約が準拠版ドリルを使う人たちに、無自覚のうちにある幻想を抱かせてしまったと思っています。それをこれから見ていきましょう。
posted by 佐藤 at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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