2013年08月28日

手かせ足かせの準拠版ドリル

 まず、準拠版ドリルで文法の問題や読解用の英文を作るときに「それまでに習った(教科書に出てきた)単語や熟語、文法以外は、けっして使ってはならない」という制約がありま。

 たしかに習っていない単語や文法を使った問題を出されても、とくに英語を習い始めたばかりの1年生では理解できないでしょう。

 当然といえば当然の制約なのですが、執筆者の立場からすると、この制限があるためにたいへんな産みの苦しみを味わいます。

 ちなみに教科書は、たいてい8〜10の Unit (教科書によっては Lesson とも言います)から構成されています。さらにこの Unit が、例えば Unit 7-1、7-2、7-3 という具合に3つくらいのパートに分かれています。

 そしてこの単位で文法事項を習います。Unit 7-1 では助動詞の can、7-2 では接続詞の if、7-3 ではhave to といった具合です。

 準拠版ドリルは教科書の進行どおりに問題を作り、見開き2ページで1つの文法事項の説明と、その理解を確認する問題から構成されていることがほとんどです。

 たしかに「教科書準拠」と銘打っているからには、それまでに習っている文法事項しか使えないのは当然だと思います。

 単語や熟語も、既出のものだけを使って問題を作成するのがベストでしょう。学校の中間期末テストでは試験範囲があり、テスト前には試験範囲に相当する準拠版ドリルをやっておけば安心ということになります。

 現実には、塾などに通っている子ならば、学校の授業よりもどんどん先に進んでしまい、すでに知っていることが多いでしょう。

 あるいは「ゲーム」(game)や「ベースボール」(baseball)など、すでに日本語として一般的になっているような単語も数多く存在します。

 それでも、未習の単語や熟語、文法を入れ込んで問題を作ってはいけないのです。これが大きな枷となって、執筆者の自由を奪います。
posted by 佐藤 at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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