2006年03月29日

due の発音

いろいろな意味の due とその発音



TOEIC リスニングテストでは、この due をよく耳にします。


・報告書などに関する場合は、「提出期日の来た」 という意味です。

  This sales report is due next Tuesday.

  「この売上報告書は来週の火曜日までに提出しなければならない」



・お金の支払いなどの場合、「支払期日の来た」 という意味になります。

  The rent is due at the end of the month.

  「家賃は月末に支払期日が来ます → 家賃は月末に払います」



・乗り物や荷物などに関する場合、「到着予定の」 という意味です。

  Our train is due at the Central Station at 10:30.

  「私たちの乗る列車は10時30分に中央駅に到着する予定です


  The package is due this afternoon.

  「小包は午後に着く予定です



be due to do は「〜するはずである」 という意味です。

  Our plane is due to arrive ahead of schedule.

  「私たちの乗る飛行機は予定より早く到着するはずです


この4つの意味は、特にビジネスの話題で使われることが多く、
どういう状況で使われるのか覚えておくと、大変役立ちます。

以上は、意味の紹介ですが、
これを音声面から見てみると、
かなり聞き取りづらい音であることがわかります。

まず、音が短いので、「デュ」と瞬間的に言われ、あっという間に次の単語が言われます。
そこに音として存在していたのかいなかったのかさえ聞き取りづらい単語です。

しかも、これが発音面では twodoto(前置詞と不定詞)とほとんど区別がつきません。
そして、たとえ何かが言われているな、と聞き取れても、
それが two なのか、do なのか、to なのか、
音を正確に聞き取って認識するのはかなり困難になります。

TOEIC講座のリスニングの授業で、受講生の方に書き取りをしてもらうことがありますが、
これを正確に聞き取っている人はほとんどいません。

細かい話ですが、よく使われる単語だけに取り上げる価値があると思います。
posted by 佐藤 at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 要素研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月27日

扱う事項のグループ分け

音を段階的に覚える。


 「音素」→「単語」→「2語」→「3語以上」→「」という順に、音を覚えていくのはどうでしょう?
(1案です)
 
段階を追って長くなっていくイメージです。もう少し、資料を集めていくと、また違う全体像が見えてくるかもしれません。


(1)「音素」レベル

  個々の音を覚える。
  母音(2重母音や3重母音なども含む)や子音

  リスニングの場合は、目を使わないので、
  たとえば、「B」 は「ビー」という音を、口や唇を正確に動かして発音し、
  筋肉に覚えさせることが必要。

 
(2)「単語」レベル

  1語1語の単語を、スペルを覚えるように、発音を正確に覚える
  個々の音素にはない、アクセントという要素が加わる。

  とりあえず、意味やスペルのわかっている単語は、
  必ず正確に発音でき、聞き取れるようにする。

(3)「2語間で生じる音の変化」レベル

  いろいろな音の変化(連結、消失、脱落、短縮など)を扱う。


(4)「3語以上の間で生じる音の変化(意味のまとまり、主に句) 」レベル

  音の変化の応用。個々の単語の音を聞き取れるようになり、
  発音できるようになったら、よく使われるのレベルで音を覚える。
  また、意味のまとまりを意識して聞く習慣をつける。(ここは文法の範囲かもしれません)


(5)「」レベル

  文の単位で英語を聞いてもらい、イントネーションリズムを身につける。
   
posted by 佐藤 at 22:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 分類・考え方・ヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月23日

教科書ガイド完成

今日、開隆堂出版の編集者の女性と電話で話をしました。彼女とは前にも仕事をしたことがあり、勝手がわかっていたので安心してできました。

開隆堂と言えば、知る人ぞ知る、教科書を作っている出版社です。
私が今回引き受けたのは、Sunshine という中学生の英語の教科書1年〜3年分です。
その教科書につくCDのモニターと、CDにつく問題と解答解説、あとCDのスクリプトの日本語訳でした。

去年の11月と12月に毎日パソコンにはりつき問題を書きまくり、CDを36枚聞きまくりました。怒涛のように過ぎた2ヶ月弱でした。

教科書に準拠した問題は、たとえはLesson 4〜Lesson 6の範囲の問題を作るとなると、その範囲で習う単語や熟語、文法事項を入れて、問題や英語の話を作ります。

習っていない単語や熟語、文法事項は使ってはいけないので、結構作るのが大変です。

特に1年ではまだいろいろな文法事項や単語を習っていないので厄介です。

たとえば「私は図書館に行きました」という何気ない文がアウトになります。
1年生では規則動詞の過去形は習っているけど、
不規則動詞の過去形や、be 動詞の過去形はまだ習っていないので
go の過去形の went はこの範囲内では使えないとか、
library は2年生で習うので、まだ使えないとか...

一つの英文を作るときに、文法事項や単語が、既習なのか未習なのか確認しならが作っていきます。

日本の教育事情を知らないネイティブ(native speaker of Enlish)には作れないだろうなと思います。


この教科書、値段は200円から300円なので、中学英語からしっかり復習して基礎固めをしたい人にはもってこいの教材です。写真やイラストも豊富で、身も心も中学生に戻った気持ちになって懐かしみながら、学習できます。

私が薦めるのは教科書を使った音読です。CDで音声を確認しながら、中学レベルの英語をまずしっかり血肉にする。

「砂上に楼閣を築かない」という意識です。


また、中学生がどういう英語の勉強をしているのか、最近の中学生の英語事情がよくわかります。

posted by 佐藤 at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月21日

英会話『とっさのひとこと』辞典

英会話『とっさのひとこと』辞典を紹介します。

まさに、突然英語で何かを話さなければいけないという状況に追い込まれたとき、とりあえず無口にならず、話をつなげることができる珠玉の表現が数多く含まれています。
リスニングサプリの例文にもけっこう使えると思います。


posted by 佐藤 at 00:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 資料室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月19日

規則動詞の過去形の音

一般動詞の過去形の発音

一般動詞の過去形には規則的に -(e)d をつける「規則動詞」と、take-took、give-gaveのようにその動詞特有の変化の仕方をする「不規則動詞」があります。

[d]:used/stayed/planned
「ドゥ」のように発音します。


[id]:started/wanted/submitted
「イドゥ」のように発音します。


[t]:brushed/danced/worked

「トゥ」のように発音します。


この3種類の発音の特徴はどれも [d] や [t] の破裂音で終わります。
ということはよく消えます

過去を示す音が消えることで、発音の上では現在時制とほとんど変わらなくなります。

<例>

I use the computer.

I used the computer.

上の2つの文は、同じ「ユーズ」のように聞こえます。

多くの場合、会話の流れや、yesterdayとかevery dayなどの語句が一緒に使われるので、現在時制なのか過去時制なのか判断できます。

ただ、過去と現在を混同して話がかみ合わないことが生じることもありうるので、もしかしたら今聞いている話は過去〔現在〕の話かもしれないと、少し余裕を持っておいたほうがいいでしょう。
posted by 佐藤 at 21:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 要素研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月17日

エイゴ学習ザイ

http://www.eigozai.com/

『エイゴ学習ザイ』を紹介します。

とくにこの中の『基礎の英語(音声学習)』は、複数の-(s)の発音([s]、[z]、[iz]、[tz])や、

an がついた名詞の発音の仕方(an apple「アナップル」)など、基礎中の基礎で、頻繁に現われる音なので、砂上に楼閣を築かないように、リスニングサプリでも取り上げるほうがいいのかなと思います。


あるいは、リスニングサプリではどの層をターゲットにするかで、取り上げる題材も変わると思います。
posted by 佐藤 at 02:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日英対訳 日本で暮らす外国人のための生活マニュアル―役立つ情報とトラブル解決法〈2005/2006年版〉

英語を母国語とする外国人が日本で生活するうえで必要な情報が網羅されています。

特に役所関係の煩雑な手続きは、日本人でも面倒くさく、ましてや外国人にはストレスそのものだと思います。
その日本のややこしいシステムが英語で詳しく説明されているので、外国人とコミュニケートするとき、ありがたがられます。

リスニングサプリでも扱う例文は実用的なものがいいなと思います。


posted by 佐藤 at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月15日

起きてから寝るまで表現550 日常生活編―CDブック版



『起きてから寝るまで表現550 日常生活編―CDブック版』を紹介します。
日本にいて英語を勉強するときに、いつも英語を母国語とする人と話ができるわけではありません。
そうかといって、毎日英会話学校に通うのもお金がかかり、負担は半端ではありません。
そんな時、日ごろ何気に思ったり、考えたりしていることが英語で表現されているこの本は大変役に立ちます。四六時中はちょっと大げさですが、いつも英語で考えることを可能にしてくれます。
お薦めです。



posted by 佐藤 at 01:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 資料室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月13日

inter‐という単語の発音

inter‐という単語の発音


internationalInternet など inter‐ で始まる単語はたくさんあり、日本語にもなっています。
日本語では「インターナショナル」や「インターネット」など inter‐ を「インター」と発音しています。

では、実際はどう発音されているでしょうか?inter の「ター」は [t] 音で、これは破裂音です。破裂音は以前にもお話しましたが、よく消えます。「ター」 の [t] 音が消えて、「アー」が残り、これが [t] 前の [n] 音とくっついて「ナー」のような音になります
全体として「イナー」のように発音されます。

international は 「イナーナショナウ」、Internet は 「イナーネット」 のように発音されます。

また、よく使われる intersection 「交差点」 は 「イナーセクション」 のように発音されます。
posted by 佐藤 at 17:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 要素研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月09日

カタカナ英語の功罪(都市名)

カタカナ英語の功罪
都市名


唐突ですが、「ミューニック」という英語を聞いて何を思い出しますか?人の名前ですか、何か商品の名前ですか、会社名ですか、それとも?

これは日本語で言うところの「ミュンヘン」で、ドイツ、バイエルン州の州都です。最近はテロリストを題材にした「ミュンヘン」という映画もあり、皆さんの頭の中には、しっかり「ミュンヘン」で定着していることと思います。

このカタカナ英語が私たちの英語の聞き取りを妨げるひとつの要因になっています。今回は都市名を取り上げます。

英語を聞いていて、Munich(ミューニック)という音が聞こえてきたとき、これが頭の中にある「ミュンヘン」と結びつくかどうかです。もし「ミューニック」って何だろう?宇宙船の名前かな?と頭の中で探し出すと、なかなか正確に英語の意味を理解することが難しくなります。

ぜひ、リスニングサプリで取り上げ、カタカナ英語の発音矯正の一助になればと思います。

この類の都市名が他にもあります。代表的なところでは、Beijing(ベイジン)です。ベイジンって、米人だからアメリカ人のこと?となってしまうと、もうアウトです。これは「北京」のことです。

他にも

Genevaジニーバがスイスのジュネーブのことです。国連の欧州本部があるところです。

Siberia サイベリアシベリア

Berlin バーリン) が ベルリン

Frankfurt フランクファートフランクフルト

Vienna ヴィエナウィーン


です。

posted by 佐藤 at 23:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 要素研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月08日

語順

語順




私は毎日7時に起きます」 を英語で言おうと思って、頭に浮かんだ順に日本語を英語に直していくと、

私は        毎朝               7時           に    起きます。
↓          ↓                ↓           ↓     ↓

I every morning seven o'clock at get up.

となります。

I every morning seven o'clock at get up. は英語を使っていますが、日本語の語順になっています。
英語のフリをした日本語とでもいったようなものです。

これを英語の語順に並べ替えないと本当の意味の英語にはなりません。

I get up at seven every morning.

この単語の並べ方のルールが文法、もっと大まかに言うと5文型になります。

単語を覚えることも大切ですが、完全に日本語の語順になっている頭をどうやって英語の語順を扱う脳にしていくか?

これもかなり大切なんじゃないかと、この頃よく考えます。

リスニングでもこの型みたいなものがしっかり頭の中にあると、日本語に邪魔されずに、耳に入ってきた英語を、入ってきた順に理解することができるようになります。

個々の音の要素ではありませんが、この語順を身につけることもリスニングサプリで扱う価値ありと考えます。


posted by 佐藤 at 10:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 分類・考え方・ヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

音の変化<消失>

<消失>


《語尾が子音(破裂音)+語頭が子音》

  ラスト     トリップ     トゥ      ニューヨーク

l a s t  t r i p  t o  N e w  Y o r k
  ラス( )     トリッ( )     トゥ

ここで破裂音の説明をします。


破裂音とは[p]音−[b]音[k]音−[g]音[t]音−[d]音の6つです。

すべて「アエイオウ」ではないので子音になります。

例えば[p]音は上下の唇を閉じて、息を口の中に溜め込み、その空気を一気に破裂させるように唇を開いて、外に吐き出します。「プッ」という感じです。

目の前にティッシュを垂らして、そのティッシュ目がけて「プッ」と吐き出すとティッシュがなびいて揺れ動きます。

同じ口や唇の形で声帯を震わせて「ブッ」のように発音すると[b]音になります。のど仏のあたりに指をそっとあてがうと声帯が震えているのがわかると思います。

[k]音は口の奥とのどの入り口の辺りの気道をふさいで息を溜め込み、一気に破裂させるように吐き出します。

同じ形で声帯を震わせると[g]音になります。


[t]音は下を上あごの裏につけて気道をふさぎ、やはり一気に破裂させるように吐き出します。

同じ形で声帯を震わせると[d]音になります。


last trip to New York は「この前のニューヨークへの旅行」という意味です。

last trip to New Yorkを1語1語発音すると、lastは「ラスト」、tripは「トリップ」、toは「トゥー」、New Yorkは「ニューヨーク」ですから、「ラスト トリップ ニューヨーク」のように発音します。

ところが実際の会話ではこのように1語1語はっきりと発音されることはありません。ナチュラルなスピードでは「ラス トリッ トゥ ニューヨーク」のように発音されます。どういうことでしょうか?

last の語尾の音は、[t] 音で子音(特に破裂音)です。

trip の語頭の音は [t] 音で子音(特に破裂音)です。

英語では語尾が子音(特に破裂音)の語と、語頭が子音(特に破裂音ということはない)の語が連続して発話されるとき、前の語の語尾の子音である破裂音は消える傾向にあります。

ここでは、[t]音と[t]音が連続して発話され、前の[t]音が消えて「ラス( )トリップ」のような音になります

lastの語尾の[t]音は厳密には消えるですが、その分の間みたいなものが残っています。「ラストリップ」というよりは「ラス トリップ」のようにlastの[t]音を心の中で言う感じです

またtripの語尾の音は、[p]音で子音(特に破裂音)です。

toの語頭の音は[t]音で子音です。

ここでも語尾の子音(特に破裂音)と語頭の子音(特に破裂音ということはない)の語が連続して発話されるとき、前の語の語尾の子音である破裂音が消える向にあります。

ここでは[p]音と[t]音が連続して発話され、前の[p]音が消えて「トリッ( )トゥ」のような音になります

全体として「ラス( )トリッ( )トゥ ニューヨーク」のような音になります。

ここで語尾の子音が破裂音のとき、この消失が顕著ですが、破裂音以外の子音が語尾の音でも起こる現象です。


この音の変化のことを音声学では「消失」といいます。

前の単語の語尾の子音が消えて、その分の間みたいなものが空くからです。
posted by 佐藤 at 10:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 要素研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月06日

(2)L音とR音/LとR

代表的なのは glass 「グラス、メガネ」と grass 「芝生」や、rice 「米」と lice 「シラミ」だと思います。
それぞれほぼ同じような音に聞こえます。ただ、聞き取りの場合は、一緒に使われる単語がそれぞれ異なるので、音そのものが聞き取れなくても、どちらの単語なのか判断がつきやすいと思います。

There are many people lying on the grass.
「多くの人が芝生で横になっています」

lying on 「〜に横になっている」とあるので、L音とR音の区別がつかなくても glass ではなく grass だと判断できます。



He wears glasses.
「彼はメガネをかけています」

wears とあるので、まさか「彼は芝生を身につけている」と判断する人はいないと思います。




リスニングでは、状況や会話の流れなどから、正確に聞き分けていなくても、どちらなのか推測できます。もし問題があるとすると、それは自分から発音するときだと思います。


Would you like a grass of orange juice?

のように、glass を R音の grass と発音すると、聞いた相手はおそらく何を言おうとしているのか察してくれますが、単純に「変だ」とは思っていることでしょう。


最終的には、L音とR音を聞き分けることが必要ですが、手始めに、自分の口を動かして、L音とR音を正しく発音できるようにすることから始めてはどうでしょうか?

正しい発音を心がけながらL音とR音を声に出して言っていると、そのたびに自分が発した音を耳で聞き取ります。

と同時にアメリカ人やイギリス人が出すL音やR音をCDなどで聞きながら、少しずつ自分の出す音を本場の音に合わせるように調節していきます。
その過程で、英語の音に対して敏感になっていくのだと思います。

L音もR音も日本語にはない音なので、リスニングサプリで取り上げる価値のある題材だと思います。
posted by 佐藤 at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 要素研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

音の変化<連結>

英語の音は、大きく母音子音の2つあります。

ここで、母音と子音についてちょっと説明します。

母音は「アエイオウ」(発音記号が書けないのでカタカナ表記にしています)です。

それ以外はすべて子音です。ということは [t] 音も [n] 音も [th] 音も [r] 音も 「アエイオウ」 ではないので子音になります。



音の変化
英語はナチュラルなスピードで発話されるとき、音が変化します。

これが英語の聞き取りの際、障害になります。

その変化の仕方はいろいろありますが、大きく「連結」と「消失」の2つあります。



<連結>

《語尾が子音+語頭が母音》


 プット   イット    オン

p u t  i t  o n
     プッティ  トン

put は 「置く」、on は 「〜を身につけて」 という意味です。put on 「 (衣服など) を身につける」という意味です。

put it on を1語1語発音すると、put は 「プット」、it は 「イット」、on は 「オン」 ですから、「プット イット オン」 のように発音します。

ところが実際の会話ではこのように1語1語はっきりと発音されることはありません。ナチュラルなスピードでは「プッティトフ」のように発音されます。どういうことでしょうか?

put の語尾の音は、[t] 音で子音です。it の語頭の音は [i] 音で母音です。

英語では2語が連続して発話されるとき、語尾が子音の語と、語頭が母音の語が連続して発話されるとき、語尾の子音と語頭の母音はよくくっつく傾向にあります

ここでは[t] 音と [i] 音がくっついて「ティ」のような音になります。

また it の語尾の音は、[t] 音で子音です。

on の語頭の音は [a] 音(発音記号がないのでaで表しています) で母音です。

ここでも語尾の子音と語頭の母音はくっつく傾向にあるので、[t] 音と [a] 音がくっついて「」のような音になります。

全体として 「プティトン」 のような音になります。(あるいは、「プリトン」 のように聞こえるかもしれませn)

実際に、外人は 「プティ トン」 のように発音しているので、もし 「プティ」 って何?「トン」 って何?と頭の中で 「プティ」 や 「トン」 という音の単語を探してしまうと、これはもう何のことかわからなくなってしまいます。

この音の変化のことを音声学では「連結」といいます。単純に子音と母音がくっつくからです。


posted by 佐藤 at 00:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 要素研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月05日

聞き取り難関単語「will」

佐藤先生のコメントですが、ひとつの記事として
取り上げるべきだと思ったので、下記に再掲載します。
byまもる
---------

この頃、リスニングの授業をしていて思うことはL音を含む
will の発音が聞き取れない人が案外多いということです。

特に will が、I'll や We'll、He'll、She'll、They'll
のように短縮形になると、聞き取れない人の数は一気に増えます。


例えば、She'll ですが、She is や She played のような
組み合わせで発話されるときは、簡単に聞き取れるのに、
She'll になると、She さえも聞き取れなくなってしまいます。

She'll〔シウ〕というような発音の単語を1語、頭の中で
探して、そんな発音の単語はないよ、となってしまいます。

しかもwill を含む短縮形は、文の初めにくることが多くあります。

さあ、英語を聞き取ろうというときに文の最初から聞き取れない音が
あると、今、聞きそびれた英語は何だったのだろう?と、意識が
その単語に釘付けになります。

しかし、その間にも、次から次へと英語が過ぎ去ってしまい、
それが簡単な英語であっても、心ここにあらずでは、聞きそびれて
しまうことにもなります。

たかだか She'll のような、目で見て読む限りでは簡単な英語が、
すべての聞き取りを台無しにしてしまうこともあり得ます。

この will の短縮形は、会話でも頻繁に使われ、うまく
聞き取れないと、かなりリスニングの足を引っ張ります。

ということは、裏を返せば、しっかりwillの短縮形の音を覚えて、
確実に聞き取れるようにしておけば、少なくともそこはさらっと
簡単に聞き取り、あとに続く大事なキーワードの聞き取りに
意識を集中することができます。

対策としては、まず、will の短縮形を正しく発音することです。

発音の仕方は、別のところで話しましょう。
posted by まもる at 01:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 要素研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

(1)L音とR音/LとR

・Lの発音
・Rの発音

これは、LとRの発音の区別という要素で例文
を作るべきかもしれません。
posted by まもる at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 要素研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月02日

英語のリスニングは発音力で決まる!

UDA式30音メソッドも資料として残しておきます。
佐藤先生もご存じ、鵜田先生の本です。

音声学的な見方をすると超まともというか王道な本です。
でも、それまで音声学的なアプローチをしつつ、
ハウツー本のように著した書籍はありませんでしたからね。
少なくもとフツーの語学修得を目的とする学生が読むような
ものは。
だから、内容的には音声学を基にしたしっかりしたもので
読みやすいのでヒットしたんでしょうね。

リスニングサプリを研究する上でも参考になるので
とりあげてみました。

posted by まもる at 00:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 資料室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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